『TENET』観ました?
面白いですよね。1回じゃ観足りない。
さて、感想をと思ったんですが、頭のいい人が深い考察付きで書き散らしてるので、僕はバイク乗りからの観点で語ってみます。
以下、ネタバレありです。
というわけで、
バイク乗りから観た『TENET』には足りないものがある!
それは…
バイクが出て来ない!
以上。
なんやねん、それ!
というツッコミはしばしお待ちを。
いや、ただバイクが出てこないなら、それだけなんですけど、一応、意味というか理由がある気がするんですよ。
というか、バイクが出せなかったんじゃないかな、と。
今作のテーマは「時間」ですが、それを象徴しているのが「逆行」ですよね。
んで、その「逆行」シーンの象徴として、途中にド派手なカーチェイス・シーンがあります。
あれ、ちょっと違和感ありませんでした?
なんか車しか出てこないなって。
更に言うと、逆行してるのクルマだけじゃない?って。
そう、バイクは逆行シーンに出せないんです。
なぜなら、バックできないから!
ハァ〜?
って思うじゃないですか!
でも、「順行」中に「逆行」してるクルマってバックしてるんですよ。
「逆行」してる人が過去に向かってクルマを前進させると、「順行」中の普通の人にはバックして見えるんですよ。
そういう映像を撮ろうとすると、バイクって使えないんです。
当たり前ですが、後ろに走れないから。
もちろん、バックギアがついてる一部のバイクや、電動バイクの中にはバックもできるやつもあると思いますが、それを使うと不自然でたぶん浮いちゃうと思うんですよね。
じゃあ、CGとか逆回しを使えば、というのもあると思うんですが、この記事によるとCGはほとんど無い。逆さに演じてるわけですよ。
いや、そもそも、バイクなんか不要でしょ?
必要ないから使ってないんでしょ?
という当たり前の意見もあるかと。
でも、本当はバイクがあった方が自然だったことに、無理矢理に理屈をつけてみます。
このブログはバイク・ブログなので。
まず、ノーラン監督は、今作を「スパイ映画」だと位置づけてます。
この記事の他にも、パンフレットで同様のことを言っています。
「スパイ映画をただ撮るんじゃなくて新味を付け加えたかった」と。
だとすると、やっぱり『TENET』は足りてないんですよ。
スパイ映画にはバイクが出てこないとダメなんです!
本ブログはバイク・ブログなんで、無理なことを言ってますが笑、最近のスパイ映画って、必ずカーチェイスにバイクが出てくるんですよ。
例えば、ミッション・インポッシブル。
この記事の中段にありますが、最新2作ではバイク・アクションがたっぷり。
例えば、007。
ボンドと言えば、ボンド・カーですが、コラボ・バイクまで作ってますからね。
例えば、ワイルド・スピード(スパイ映画なのか…?)。
というわけで、
ノーラン監督が『TENET』をスパイ映画だと言うなら、バイクが出てこないとおかしいんです!
というわけで、完璧なノーラン監督がそんなミスをしたわけがないので、もう一度『TENET』を観に行ってきます!!
↓ノーラン作品では一番好きかな?