文系がハーレー乗りに!スポーツスター・カスタム紀行

ハーレーダビッドソン スポーツスターXL1200CXロードスターのインプレ、カスタム、ツーリングについて書いたブログです。燃費や維持費、写真なんかも。

バイク乗りから観た『TENET』には足りないものがある(ネタバレ有り)

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『TENET』観ました?

面白いですよね。1回じゃ観足りない。

さて、感想をと思ったんですが、頭のいい人が深い考察付きで書き散らしてるので、僕はバイク乗りからの観点で語ってみます。

以下、ネタバレありです。

というわけで、

バイク乗りから観た『TENET』には足りないものがある!

それは…

バイクが出て来ない!

以上。

なんやねん、それ!

というツッコミはしばしお待ちを。

いや、ただバイクが出てこないなら、それだけなんですけど、一応、意味というか理由がある気がするんですよ。

というか、バイクが出せなかったんじゃないかな、と。

今作のテーマは「時間」ですが、それを象徴しているのが「逆行」ですよね。

んで、その「逆行」シーンの象徴として、途中にド派手なカーチェイス・シーンがあります。

あれ、ちょっと違和感ありませんでした?

なんか車しか出てこないなって。

更に言うと、逆行してるのクルマだけじゃない?って。

そう、バイクは逆行シーンに出せないんです。

なぜなら、バックできないから!

ハァ〜?

って思うじゃないですか!

でも、「順行」中に「逆行」してるクルマってバックしてるんですよ。

「逆行」してる人が過去に向かってクルマを前進させると、「順行」中の普通の人にはバックして見えるんですよ。

そういう映像を撮ろうとすると、バイクって使えないんです。

当たり前ですが、後ろに走れないから。

もちろん、バックギアがついてる一部のバイクや、電動バイクの中にはバックもできるやつもあると思いますが、それを使うと不自然でたぶん浮いちゃうと思うんですよね。

じゃあ、CGとか逆回しを使えば、というのもあると思うんですが、この記事によるとCGはほとんど無い。逆さに演じてるわけですよ。

www.cinematoday.jp

 

いや、そもそも、バイクなんか不要でしょ?

必要ないから使ってないんでしょ?

という当たり前の意見もあるかと。

でも、本当はバイクがあった方が自然だったことに、無理矢理に理屈をつけてみます。

このブログはバイク・ブログなので。

 

まず、ノーラン監督は、今作を「スパイ映画」だと位置づけてます。

theriver.jp

この記事の他にも、パンフレットで同様のことを言っています。

「スパイ映画をただ撮るんじゃなくて新味を付け加えたかった」と。

だとすると、やっぱり『TENET』は足りてないんですよ。

スパイ映画にはバイクが出てこないとダメなんです!

本ブログはバイク・ブログなんで、無理なことを言ってますが笑、最近のスパイ映画って、必ずカーチェイスにバイクが出てくるんですよ。

 

例えば、ミッション・インポッシブル。

mc-web.jp

この記事の中段にありますが、最新2作ではバイク・アクションがたっぷり。

 

例えば、007。

www.autoby.jp

ボンドと言えば、ボンド・カーですが、コラボ・バイクまで作ってますからね。

 

例えば、ワイルド・スピード(スパイ映画なのか…?)。

ff.dyoblog.com

 

というわけで、

ノーラン監督が『TENET』をスパイ映画だと言うなら、バイクが出てこないとおかしいんです!

 

というわけで、完璧なノーラン監督がそんなミスをしたわけがないので、もう一度『TENET』を観に行ってきます!!

 

 ↓ノーラン作品では一番好きかな?

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