先日のことですが、バッテリーが低電圧でセルが回りませんでした。その後、苦労してバッテリーをはずして充電をはじめたのですが…。
リチウム・バッテリー、買っちゃいました!
「リチウム・バッテリーって何だ?」「突然どうした?」って感じですが・・・。
選択肢は4つ
最初は、バッテリーをはずして充電。そのまま再装着と考えていたのですが、他に何か手はないかなあと思い始めました。で、考えたのが4つ。
1.そのまま使う
当初の予定通り、充電して再装着して使う案。
でも、ちょっと不安なのが、バッテリーの寿命と低電圧。普通のバッテリーは2〜3年くらい持つそうなので、僕のバッテリーはあと半年から1年半は持ちそうな感じ。なので、この冬は越せそう。来年の今頃は怪しいかも?
更に、寿命が近づけば近づくほど、電圧は下がっていくので、乗るたびに「バッテリー上がってないかな?」と心配になってしまいます。
うちって駐車してあるところから道に出すまでに少し距離があるので、道に出てからエンジンをかけます(ご近所に気をつかってます)。で、ここでセルが回らないと・・・泣きながらバイクを押して戻ることになるわけですね。ライトは付くけどセルが回らないっていう状況、バッテリーが弱るとよくありますよね。
じゃあってことで、乗る前にバッテリーを充電するとなると、取り外しが面倒なわけですよ。
メリット:安い!というかタダ。
デメリット:面倒だし不安!
2.バッテリーテンダーで駐車場充電
バッテリーテンダーやトリクル充電器といったバッテリー充電器は、延長コードみたいなのをコネクタで繋げばバッテリーを取り外さなくても充電できるんです。
しかも、僕のロードスターはバッテリーテンダーと繋がるコネクタが最初から付いているらしい(年式によっても違うという説も?)。
コレを繋いだままにしておけば当然バッテリーがあがることも無いわけです。
ただ、「延長コード」が必要なんですよね。僕の駐めている駐車場から電源がある所までコードを延ばすと、たぶん5mくらいは必要です。5m・・・。安全性とか色々考えると現実的じゃないな〜。
↓こちらの方のブログを見ると、太陽パネルを使うという合わせ技もあるみたいですが・・・。
メリット:充電がカンタン!
デメリット:電源が遠いと厳しい・・・
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3.ジャンプ・スターターを使う
ジャンプスターターとは電圧が下がったバッテリーを補助してくれるお助けアイテムです。最近はやっているのはスマホのバッテリーみたいな小型サイズにジャンプ・ケーブルが付いているセットですね。
実際に見てみると、小さいし安いしいいことづくめな気もします。
・・・でも、結局、バッテリーに繋げなきゃいけないんで、サイド・カバーとシートをはずす手間がいるんですよね。
メリット:安い!ついでにスマホのバッテリーにもなる。
デメリット:最後には一手間かかる。
4.リチウム・バッテリー
というわけでリチウム・バッテリーです。
数年前からメジャーになってきた普通の鉛バッテリーに代わる新型バッテリーです。
特徴は・・・
・小型軽量
・放電率が低い
特に放電率はかなり低く、1年間放置しても始動可能らしいです。
更に、寒さにも強いとのこと!今回の悩みにピッタリじゃないか!?
ただし、やっぱり弱点もあるみたいです。
・イモビライザーやUSB給電等が付いていると放電しやすい。
・扱い方に癖がある
1個目はウチのロードスターには何も付いてないので、大丈夫そうかな?
2個目は寒いときの始動がちょっと面倒らしいです。え、寒さに強いの弱いのどっち?という。話によると、ライト等スイッチをオンにしたらセルを回すまで少し待つ・・・ということらしいです。バッテリーが起動するまで時間を要するとのこと・・・。ふーん。
まあ、扱いがカンタンならもっと普及するだろうし、そんなもんかなーと。あ、ぼっちバイカー(id:botti_bk)さんのバイクは標準装備らしいです。
おっと、値段が高いこともマイナス・ポイントです。数が出てないから値段が下がってないのかも?
うーん、でも純正バッテリーを買ったら同じような値段な気がしますが・・・。
そんな迷いもありつつ買っちゃったわけでした。
メリット:小型軽量。放電率が低い。寒さに強い。
デメリット:取り扱いがシビア?高い!
5.番外編
JAFを呼ぶ笑。
友人でバッテリー上がりのたびに即座にJAFを呼んで、バッテリー交換しなかった猛者がいました(迷惑)。
ともあれ、いざというときは加入している保険のロードサービスをよく見ましょう。バッテリーあがりのときに、ジャンプスターターとかでエンジンをかけてくれるサービスが含まれていたりします。
リチウム・バッテリー開封の儀
というわけで、リチウム・バッテリー。
買ったのはSHORAIのモノです。確か、最初にリチウム・バッテリーのことを聞いたのはSHORAIが日本に入ってきたときだった気がします。
で、箱です。日の丸?
でも、アメリカの会社らしいです。
注意事項と灰色の緩衝材。
謎のマスコット?Dr.メガワットの説明書付き。
SHORAIのステッカー。FUTURE POWER。未来力(直訳)。
緩衝材にくるまれた本体。
実はこの緩衝材、ノーマルとのサイズ差を埋める用だったりします。
こんな感じ。
右がノーマル。
小型と言ってましたが、サイズは一回り小さいくらい。劇的な差は無いですね。
でも、重さは・・・全然違う!
ノーマル:5.05kg
リチウム:1.35kg
実に3.7キロ差!
260kgあるスポーツスターにとっては、誤差の範囲の気もしますが、でもすごい!
バッテリー交換が軽量カスタムになるとは。
取り付け
はずしたときと逆のことをするだけだしカンタンだろうという思いを見事に裏切る整備性。さすがハーレー。さすがスポーツスター。
+側のネジを締めるのが大変過ぎる。
こんなのバッテリーがあがるたびにやってたら死ぬ!
−端子側はカンタン。
少しサイズが小さいので、底に1枚緩衝材を入れました。薄いグレーの部分。
完成!
というか、ほんと整備性とか忘れきったレイアウト。
その後、エンジンを始動させましたが、付けた直後なので一発始動。
実際の低温時の始動テストは、次のツーリングで!
うまくいきました!