このブログはハーレー専門なのに、MotoGPなんて・・・と思いつつ、大好きなのでみなさんにオススメしちゃいます。
オススメの最大の理由は各選手のキャラと関係が面白過ぎること!
(ていうか、レース開始数時間前に上げることなのか!?)
MotoGPって何?
そもそもMotoGP(モトジーピーと読みます)って何だよって感じですが、カンタンに言うとバイクのF1です。
適当すぎる・・・!最近はF1もメジャーじゃないですしね。
シンプルに説明すると、ロード(オフロードじゃない舗装されたサーキット)で誰が一番速いか決めるレースです。バイクは市販車ではなく専用設計されたマシン。
ロードレースの世界選手権と言うとわかりやすいでしょうか。
MotoGPって何が面白いの?
わかりやすい勝敗
大体20〜30周を走って一番速い人が一位。
世界で18戦やって総合ポイントがトップの人が総合優勝。
カメラ・アングルがすごい
各バイクの前後にカメラを備えているので走っている最中にど迫力のアングルでレースを見ることができます。
バンクしたときの角度とか、超スローモーション映像とか映像の最先端技術が惜しげもなく使われているのがわかります。
抜きつ抜かれつの退屈しないレース展開
レギュレーションのせいか、各選手の実力が拮抗するようになり、一方的な展開はほぼありません。ほとんどのレースで抜きつ抜かれつの熾烈なドッグファイトが繰り広げられます。おまけに、攻めすぎての転倒やバイク同士のクラッシュなど、アクシデントに事欠きません。レース時間も1時間足らずなので、退屈するヒマはありません。
参加ライダーたちのキャラが面白い!
ここが本題。
各ライダーたちには因縁があり、その背景を知っているとメチャクチャ面白いです。
というわけで・・・独断と偏見にまみれた選手紹介をしちゃいます。
選手紹介
”ザ・ドクター”にしてミスターMotoGP
バレンティーノ・ロッシ/ヤマハ
MotoGPはこの人を中心に回っていると言っても過言ではない!
幾多の記録を持ち、9度もチャンピオンに輝き10度目を狙っている。
人気ナンバーワンで愛嬌のあるキャラで、日本でも大人気。
ドクターのニックネームの通り、マシンを正確にセッティングしライディングもレース展開も巧み。
・・・という華麗かつ超人気なのに、勝ちには超貪欲なんです、この人。数年前から頭角を現してきた新チャンピオン・マルケスも、最初は仲が良かったのに勝ち始めたらライバル視を開始。2015年などは泥沼なバトルを繰り広げてしまいます。
昨年は少し関係が戻ったかなあと思いきや、同じチームメイトのロレンソとはギクシャクしっぱなし。結局、ロレンソはヤマハを離れDUCATIに行くことに・・・。
今年はビニャーレスという若手と一緒なんですが・・・こいつが速そう。今はいいけど、早晩ギクシャクしてくるんじゃないかと。
レーサーとしてのキャリアは20年以上。なのに、まだ若手をライバル視し(手塚治虫かよ?)、蹴落とすためなら手段を選ばない大人げないヤツ。そういう子供っぽさが愛される理由なのかも?
天才過ぎて怖い!笑顔もちょっと怖い・・・
マルク・マルケス/ホンダ
2013年にMotoGPクラスに参加。20歳で初年度総合優勝(最年少記録)。2014年優勝。2015年3位。2016年優勝。
圧倒的、天才的レース・テクニックで、意味がわからない程速い。「膝すり」の次のステージ「肘すり」を発明したり、30年くらい破られていなかった記録を次々粉砕。
野球で言うと大谷とダルビッシュとイチローと長嶋と王を足して割らないくらいすごい。
キャラは天然というか、まだ子供なんでしょうね。無邪気に勝利に向かって突き進むし、ロッシと意地の張り合いもする。でも、昨年は「会計士モード」というキャラ変換を覚えたせいかレース展開も巧みになっちゃって手が付けられません(会計士=ポイント計算をして優勝のために抑えめにレースするモード)。
ただ、今年は下のクラスでライバルだったビニャーレスがレース前のテストでメチャクチャ調子がいいので、かなり意識してるはず。
会計士モードを忘れてデッドヒートしすぎれば隙があるはず?(ロッシ目線)
炎の心と氷のテクニックを持つ男(中2風)
ホルヘ・ロレンソ/DUCATI
マルケスが出てくるまでは、これからはロレンソの時代だなーと思ったときもありました。いやいや、まだ充分強いんですよ。
トップに立つと下位に圧倒的な差をつけて勝つイメージの選手です。
他のライダーと同じく我が強く決して譲りません。それがロッシとの確執の原因となったのかも・・・。まあ、チャンピオンになれる人はそういうもんですよね。
見た目は、クールというか時に暗そうなのに、勝利への執念と情熱がすごいですね。
ロッシと一緒だったヤマハに嫌気がさしたのか、DUCATIに移籍しました。かつてロッシはDUCATIでは全然勝てなかったので、もしそこで総合優勝できたら「オレはロッシより上だ!」とまわりに認めさせることができる、とか思ったんでしょうか?
新たな天才登場!?Wikiの写真だと全く速そうに見えないけどな!
マーベリック・ビニャーレス/ヤマハ
2015年MotoGPに昇格。スズキで2年過ごし、昨年イギリスGPで初優勝を上げる。
正直、スズキのMotoGPでの戦闘力はそんなに高くないので、昨年の優勝は驚きでした。でも、ヤマハに移籍後のテストなどでバンバン最速ラップを叩き出し、今年の台風の目になることは確実!マルケスより2歳若いし。
同じチームのロッシにいじめられないか心配です。いや、いじめられてもやり返す根性が無いとチャンピオンにはなれないぞ!
陽気なイギリス野郎が今年も何かやってくれるはず!
カル・クラッチロー/LCRホンダ
いつも陽気で冗談好きで誰からも愛される男。
それがクラッチロー。
調子よく走ってるとだいたいコケる奴。
それがクラッチロー。
でも、昨年は2勝!英国人では35年ぶりに優勝!やるときはヤル男。
それがクラッチロー。
というわけで、コケてケガしたとか、奥さんがキレイとか、試合前に腹を壊したとか、そういうことが話題になるばっかりでしたが、ついに昨年は初勝利をあげました。調子に乗りやすそうなキャラなので、今年も面白いところで勝ったりするんじゃないかな〜。
あと、誰とも仲が良さげなのが、MotoGP界では貴重。
今年こそは永遠の2番手を脱して欲しい!
ダニ・ペドロサ/ホンダ
かつては、ロッシ、ロレンソに次ぐ男と目されてきたのに、マルケスが出てきて影が薄くなり、昨年はなんとか1勝したものの総合6位。
いつも少し悲しそうな表情なので、今年は笑顔をもっと見たい!
追突上等!爆弾野郎!!
アンドレア・イアンノーネ/スズキ
速いんだけどな〜。
安定しないというか、突っ込みすぎるというか・・・。そのせいで、2016年は何度も自爆。しかも、チームメイトのドヴィツィオーゾを巻き込んだりロレンソに追突したり・・・。
あんまり反省しない性格なので、今年も目が離せない(悪い意味で)。
スズキに移籍して、落ち着いて欲しいんだけどね。
不幸キャラが定着しないといいけど・・・
アンドレア・ドヴィツィオーゾ/DUCATI
いつも、哲学者のように落ち着いてて、レース運びもクール。
他人のミスにも寛容。
だけど、ツイてない。2016年は疫病神に憑かれてるのかというくらい不運(人災もあるけど)に見舞われてましたね。
今年こそは真価を発揮して欲しいライダー。
どこで見られるの?
これが一番の問題です・・・
日本テレビ
地上波で見られるんですが・・・レースより数日遅れなのが残念。でも、レース初心者の方にはコンパクトにまとめて見られるし、チュートリアル福田さんのリアクションが楽しめてお試しには良いかと。
CS放送・日テレジータス
全試合、予選を含めて生放送。ウチはこれです。ケーブルテレビで見てます。
日本GPのチケット・プレゼントもやっているので、是非!
アプリで見る
MotoGPの公式アプリで見る方法があります。
MotoGP Live Streaming | Watch MotoGP Online | Watch MotoGP Live
ビデオパスに課金すると、PC、Mac、スマホ・タブレットで見ることができます。
2017年全シーズンで139.99ユーロ。17000円弱・・・いきなりは払えないですよね〜。
まずは日テレからかな?
というわけで、この記事で少しでも興味を持った方は是非一度見てみて下さい。
キャラの濃いライダーがぶつかり合うMotoGP。
楽しいですよ〜!
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